雪の多い私達の町では、冬の保存食として、
昔からこの”かき餅”が冬のおやつの定番でした。
餅を藁(わら)でからんで吊るし、
乾燥させる様子は、
色とりどりの”のれん”のようで、
見る目も楽しませてくれます。
子どもの頃は、学校から帰ると兄弟で
囲炉裏を囲んで焼いて食べるのが楽しみでした。
冬は焼いて、春になったら乾燥した餅を空き缶に入れ、
油で揚げておかきにして食べていました。
昔は今のように贅沢は出来なかったけど、
お母さんが作ってくれたおやつはとても美味しくて、
今でもずっと懐かしいです。
その作り方は、母から子へと受け継がれ、毎年冬になると
「おばあかふぇ」ではおばあ達がかき餅を作ります。
1 年を通して今の時期しか作れないうえ、すべて手作業で行っているため、
限定数での販売となりますが、おばあ達がひとつひとつ
心を込めて作っています。
初めて食べた方も、きっとどこか懐かしさを感じるかき餅。
ぜひ、この機会に召し上がってはいかがでしょうか?